世界の医療事情~シンガポール

都市情報

シンガポール

医療事情

公的医療制度はなく、シンガポール国民と永住権を持っている被雇用者は自動的に厚生年金の一種であるCPF(セントラル・プロビデント・ファンド)の積立金を給与から天引きされます。
年齢によって異なりますが、そのうち6~8%がメディセーブ(保健貯蓄)として直系家族の疾病時の医療費に充てられています。
90年度からCPFを利用したメディシールド(任意医療保険)も取り入れられました。ただし、一般の駐在員や留学生は加入できないため、事前に海外旅行保険に入る必要があります。

衛生事情

公的機関のチェックがかなり厳しいこともあり、公共の建物、ホテル、レストランは概して清潔です。街は「クリーン&グリーン」という政策のもとで、高い清潔度を保っています。2年ほど前からバスの中も飲食禁止になったため、ゴミはかなり減っているようです。水道の水はそのまま飲む事ができますが、旅行者の場合、飲料用には「ボルビック」「エヴィアン」などのミネラルウォーターを利用する方がよいでしょう。

かかりやすい病気

風土病として、熱帯シマ蚊を媒体とするデング熱やマラリアがあるほか、6月の一番熱い時期と雨季に当たる12月の涼しい時期にはインフルエンザが流行します。95年10月時点で390人のHIVウイルス感染者が報告されており、死亡者は117人に上ることから、国家レベルで予防に力をいれるとともに、患者や家族のためのカウンセラー制度を導入しています。輸血血液の検査は徹底していますが、理容院へは自分用のカミソリを持参する人が増えています。

薬局で買える薬

たいていの薬は購入できます。
チェーン店では青い四角に白抜きでGのマークの「ガーディアン・ファーマシー(Guardian Pharmacy)」が有名です。下痢には「保潜丸」やけど・かゆみ止めには「白花油」が一般的です。日本の薬は、伊勢丹、大丸など日系デパート内の薬局で売っています。

医療費等について

救急車

TEL:995(緊急の場合)/TEL:1777(緊急でない場合)
事故の場合は無料、病気の場合は有料

約2,000円(公営)、4,000円以上(民間)
民間では赤十字(337-3333)以外に、グレンイーグル、マウントエリザベスなど私立病院でも独自の救急車を保有している。

薬の入手方法 医師の処方箋が必要(薬によっては処方箋なしで購入可)
外来初診料

胃腸炎の場合

公立病院 私立病院
約11,400円(薬代含む) 約22,900円(薬代含まず)
1日あたりの病院の
部屋代

薬代、X線代、検査費は含まれない

公立病院 私立病院
個室 約22,900円 約32,000円
セミ個室 約20,600円 約20,600円
一般病棟 約4,000円 約13,700円
I.C.U./C.C.U. 約57,200円 約40,100円
入院保証
公立病院 私立病院
必要(約457,800円
~約755,300円)
必要(約343,300円)
手術費

虫垂炎の場合

平均入院期間 :3日

公立病院 私立病院
約309,000円 約377,700円

アキレス腱断裂の場合

平均入院期間 :3~4日

公立病院 私立病院
約526,400円 約755,300円
当地から
日本への移送費
約2,059,900円

注1

ストレッチャー使用、コマーシャルフライト(定期便)で医師1名、看護師1名付き添い有りの場合

備考

病院の設備、医療レベルは日本と同等。唯一の問題はコミュニケーションといわれている(大病院では日本語を話すスタッフも若干いる)。

政府系の公立病院は日本と同様に費用が一括請求されることが多い。しかし、私立の場合は、診察料、医師への手数料、検査費用、施設使用料などバラバラに請求されることがある。


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