なぜ海外留学保険への加入が必要なのでしょうか?そんな疑問にお答えするために、5つのポイントをもってご説明いたします。
2009年度の海外旅行事故発生率は3.03%
ジェイティービー(JTB)グループのジェイアイ傷害火災保険によると、2009年度(09年4月〜10年3月)の海外旅行保険契約者の事故発生率は3.03%(前年:2.84%)となり、過去最高値となっています。
これは、33人に1人が何らかの事故・病気等に遭遇したことになり、発生率は年々増加しています。
海外旅行中、たとえ万全の注意を払っていても、事件や事故に巻き込まれる可能性はないとは言えず
以下のような予期できないトラブルに備え、海外旅行保険には必ず加入しておくことをおすすめします。
加入者の33人に1人がトラブルに
思いがけないトラブル例
以上
海外旅行保険は、病気やケガの治療費に加え、携行品や手荷物遅延などの幅広い用途で利用されています。
支払い項目で多いのは、治療費や医療搬送費用などを補償する「治療・救援費用」(45.6%)、
「携行品損害」(35.3%)、「旅行事故緊急費用」(13.4%)で、この3項目で全体の94.3%と大半を占めます。
この傾向は例年通りだが、2009年度は新型インフルエンザの影響で、「治療・救援費用」「旅行変更費用」の事故件数が増加いたしました。
旅先での病気やケガの治療費の補償から、携行品や手荷物遅延などの幅広い用途で利用されていることがわかります。
| 順 | 項目 | 割合 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 1 | 治療・救援費用 | 45.6% | 100.8% |
| 2 | 携行品損害 | 35.3% | 99.0% |
| 3 | 旅行事故緊急費用 | 13.4% | 93.9% |
| 4 | 賠償責任 | 1.6% | 89.9% |
| 5 | 旅行変更費 | 1.2% | 354.9% |
| 6 | その他 | 2.9% | 107.0% |
円グラフ
※「傷害治療費用」「疾病治療費用」「救援者費用」は「治療・救援費用」に含まれます。
※「航空機寄託手荷物遅延」「航空機遅延費用」は「旅行事故緊急費用」に含まれます。
保険に加入してないと、医療費が高額なうえに、治療が受けられないケースもあります
日本は医療事情の安定した国として知られていますが、アメリカをはじめとして欧州やアジア諸国では、医療費が非常に高額になるケースが少なくありません。
実際、海外旅行保険に加入していなかったために、病気やケガ、盗難被害などにより多額の損害を被った日本人旅行者は数多くいます。多くの国や地域では、救急車の出動が有料化されていますし、アウトバック(奥地)や海、山での不慮の事故に、ドクターヘリを利用するなど、救援にかかわる費用負担は意外に大きいものです。もちろん経済的にも負担になりますし、保険に入っていないと支払能力が認められず、十分な医療を受けられない危険性もあります。
また医療事情は日本とは大幅に異なり、「医療はビジネスであり、サービス業である」という考え方が一般的で、医療機関に対して治療費の支払い能力の証明ができない場合は「全く治療が受けられない、または設備が整わない慈善団体の病院に回される」場合が多いようです。
旅行先の医療事情を確認し、必要な補償をカバーする海外旅行保険にご加入下さい。
海外事故豆知識
【事故発生地域】
1位…ヨーロッパ 2位…北米(ハワイ含む) 3位…アジア
【事故の傾向・特徴】
以上
国や地域によって医療費の換算はまちまちですが、留学先として人気の高いアメリカで起きたいくつかの事故例をご紹介しましょう。
| 事故状況 | 支払保険金 |
|---|---|
| ホテル客室内で倒れているところを発見される。くも膜下出血と診断され38日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。(保険金額不足/別途自己負担あり) | 8,693,480円 |
| 機内で激しい胸の痛みを訴え緊急着陸。冠動脈不全と診断され12日間入院・手術。家族が駆けつける。(保険金額不足/別途自己負担あり) | 8,414,776円 |
| スキー中に誤ってジャンプ台のコースに入り落下。脛骨・踵骨の骨折と診断され9日間入院・手術。看護師が付き添い医療搬送。 | 7,733,537円 |
| ホテルのベッドから転落。大腿骨の骨折と診断され9日間入院・手術。 家族が駆けつける。 |
6,656,995円 |
| 滞在先の庭で脚立から落下。胸椎骨折・外傷性くも膜下出血と診断され8日間入院・手術。家族が駆けつける。 | 3,058,200円 |
日本では無料の救急車。しかし、海外の多くの都市では有料サービスとして提供されています。
【 ロサンゼルスの場合 】
有料(公営・民営も):基本料金約31,000円?50,000円
以降走行距離1マイルにつき約1,300円加算、追加装備がある場合はその費用も加算
海外で困ったとき、保険加入者のみが受けられるサポートサービス。
旅先で言葉が通じなかったり、ケガをしたのに病院の治療費がなかったり・・・
保険に加入していれば心強いサポートサービスが充実しています。
海外旅行中の不慮の事故や病気、トラブルに巻き込まれた時など24時間年中無休
日本語対応してくれるサービスです。
ジェイアイ傷害火災のサポートサービスの一例
保険会社の提携する医療機関で、その場で費用を自己負担することなく治療を受けていただけるサービスです。
お手元に現金がなくても、安心して治療が受けられます。
キャッシュレスメディカルサービス図
健康保険では、海外での医療費についても支払われることになっています。その場合、海外でかかった病院から診療報酬明細書をもらって、社会保険事務所に提出すると日本の『診療報酬』に見合った額が払い戻されます。
しかし次のような理由により役立つケースが少ないのが実態です。
例えば、アメリカで盲腸になった場合…
例えば、アメリカで盲腸になった場合…図
ナショナル・ヘルス・サービス(NHS)という居住者を対象とした健康保険制度があり、薬、歯科治療、メガネ以外の治療を無料で受けることができます。留学生でも12カ月以上滞在する場合はNHSに加入できます。
治療の際は、NHSベースか、有料のプライベート・ベース(設備がよく、待たされない)のいずれかを選びます。 NHSに入っていても日本人医師の治療を受けるときにはプライベートベースとなるため、個人賠償責任や携行品損害まで幅広くカバーする海外旅行保険の方が便利です。
オーストラリアに留学ビザで留学する場合は、OSHCに加入することが義務づけられています。
OSHCは、オーストラリアにおける留学生のための健康保険です。海外留学保険は、病院や医師の限定はありませんので、私立病院での入院・治療等でも対象となります。また、医療費だけでなく留学中に想定される様々なリスクを広くカバ?できます。
ワーキングホリデーの場合、OSHCに加入することはできません。
『クレジットカ?ドに保険がついているから・・・』といって、安心はできません。
なぜなら、「補償がない」「保険金額が低い」「適用に条件がある」「万一のとき、立替えが必要」等の不十分な点があります。
海外での治療費は思いのほか高額で、また万一の場合の搬送費用も高額になっています。
クレジットカードの保険だけで大丈夫?図
| 傷害死亡・後遺障害 | 4500万円?5,000万円 |
|---|---|
| 傷害治療費用 | 0円?200万円 |
| 疾病治療費用 | 0円?200万円 |
| 疾病死亡 | なし |
| 賠償責任 | 0円?1億円 |
| 救援者費用 | 0円?300万円 |
| 携行品損害 | 0円?50万円 |
留学先で、盗難に遭い犯人を追いかけて転倒、左足腿骨、頚骨骨折。入院・手術後、ご家族とともに帰国。カード保険分は全て立て替えして、帰国後、保険金請求する。
例えばこんな時…図
思いがけない「病気・ケガ」に伴う高額な医療費